よくあるご質問

太陽光発電システムについて

Q1 太陽光発電システムは、どんな機器を設置するの?
A1

太陽電池モジュールと、パワーコンディショナを設置します。
太陽光発電システムに必要な機器は太陽電池モジュールと、パワーコンディショナです。
太陽電池モジュールで、太陽の光から電気を作り、パワーコンディショナで実際に家庭で使用できる電力に変換します。

Q2 太陽光発電の各機器の寿命は何年ぐらい?
A2

20年以上の長寿命。表面が強化ガラスで保護されているモジュールは20年以上、パワーコンディショナは10~15年が寿命と言われています。特に太陽光発電の場合は駆動部分がないので他の発電システムに比べて長寿命でメンテナンスも簡単です。

Q3 一般家庭(夫婦子供2人)で、どのくらいの容量が必要ですか?
A3

生活形態により大きく異なるため一概にいえませんが、一般家庭が使用する平均年間消費電力量は約5,300kWh※とされていますので、5kW相当の太陽電池を設置すれば、ほぼまかなうことが可能です。

  • ※総務省 統計局HPデータ 家計調査年報(家計収支編) 平成25年(2013年)家計の概況より
Q4 費用はどれくらいかかりますか?
A4

設置条件などによって費用は異なりますが、1kW当りの設置価格は33万円(税込)が目安となります。

  • ※経済産業省 資源エネルギー庁HPデータ 太陽光発電市場の動向より
Q5 売電と買電の価格差はあるの?
A5

差はあります。一般的に契約数の多い東京電力従量電灯Bの買電電気料金単価は、19.43~29.93円/kWhになります。
再生可能エネルギーの固定価格買取制度による売電単価は、太陽光10kW以上設置で系統連系日より20年間13.2円(税込)/kWh、10kW未満設置で10年間19円(税込)/kWhの固定買取りになります。

Q6 売った電力代金の受け取り方法はどのようになるの?
A6

売電の入金は銀行振込です。買電と売電は相殺されず、個別に扱われます。

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設置・施工について

Q1 太陽光発電の機器を屋根に載せても大丈夫?
A1

屋根に設置する太陽電池モジュールおよび架台の重さは約20kg/m2と軽く、屋根への荷重は通常の建築物では問題ありません。
太陽電池モジュール等はねじれ、振動などに関する試験や強度計算により、十分な検討の上設計されています。
日射量さえ確保できれば設置場所を選ばず、大きさは設置する場所の広さに合わせて自由に規模を決めることができます。

Q2 設置できる屋根は南向きだけですか?
A2

あなたの家の屋根はどちら向きですか。 図のように屋根の方角によって発電量が変わります。方角をよく確かめて設置してください。
真東、真西向きに設置しても真南に比べて、約15%程度の発電量低下となりますが、十分に使用できる方位です。また、ひとつのシステムを東西などに分けて設置することもできます。
北面への設置については、発電量の低下及び近隣への反射光被害が懸念されるため、設置はお勧めできません。

南側を100%とした場合の指数(NEDO 全国日射関連データマップ) 南:100%,南東:約96%,東:約85%,北:約66%,西:約85%,南西:約96%

Q3 屋根の勾配は何度位がよいの?
A3

太陽電池の発電量の面では30゜が理想的です。設置工事やメンテナンスのことを考えると地域によって差がありますが、発電量が約2%しか変わらない20゜~40゜程度の勾配でも差しつかえありません。
原則的には最大の発電量が得られる方位、角度に太陽電池モジュールを設置しますが、外観や構造(耐風圧など)や経済性などを考慮して、必ずしも発電量が最大になる条件で設置されるとは限りません。

Q4 屋根以外への設置はできるの?
A4

可能です。ただし、設置場所に基礎工事や架台を組むなど、構造材設置の工事が必要となります。

Q5 設置場所の高さの制限はありますか?
A5

高さは地上13mまでです。
地上13mより高い場所(13m以上31m未満)には、「高所用太陽電池モジュール」を用意しています。 〔建築基準法 施行令第87条〕

Q6 住宅用太陽光発電システム設置の際、届け出の必要はあるの?
A6

受電方式と出力規模により、区分されています。住宅用など小容量 (50kW未満)の場合には基本的に届け出は不要です。但し、電力会社との事前協議は必要となります。

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発電にあたって

Q1 曇りや雨の日でも発電しますか?
A1

発電電力は入射する光エネルギーに比例します。ですから、雨の日であっても日射があれば発電します。曇りでは晴天の1/3~1/10、雨天では1/5~1/20になります。

Q2 積雪の日も発電しますか?
A2

太陽電池全面に雪が積もり日射がさえぎられますと発電しません。
しかし、太陽電池に少しでも日が射せば、雪は解けやすくなり、発電もしやすくなります。
雪が多い地域では、陸屋根設置の場合、太陽電池表面から雪が落ち易い角度で設置し、太陽電池に極力、雪がかからないような工夫をする方法もあります。

Q3 夜はどうなるのですか?蓄電池機能はあるのでしょうか?
A3

蓄電機能はありません。夜間や雨などで発電量が少ない場合は電力会社からの電力を使用します。
別途リチウムイオン蓄電池を設置しますと、夜間の割安な電力を蓄電して昼間に使用するなど賢く電気代を節約できます。また、万が一の停電時も蓄電池から電力供給を行い、テレビや照明など接続した機器を一定時間使用することができ、安心して電気を使える暮らしのサポートをします。

Q4 停電の時はどうなるの?
A4

系統連系システムの場合、太陽光発電システムは系統から切り離れます。系統が復旧した場合、太陽光発電システムは、5分間待機の後、自動的に系統に連系されます。
手動又は自動により自立運転に切り替えるシステムの場合、太陽光発電システムが発電状態であれば日射強度に応じた発電電力が使用できます。
晴天の昼間であれば、専用コンセントから最大1500W(※)まで使用できます。発電量は天候により変動し、運転している機器の負荷よりも発電量が少ない時はパワーコンディショナの運転を停止します。

  • ※起動電流の多い一部機器は使用できません…〔例〕モーターを搭載した機器
Q5 太陽光発電の掃除やお手入れの必要はありますか?
A5

掃除やお手入れの必要はありません。
晴天続きで太陽電池にゴミやホコリが付着すれば発電量3~5%程度ダウンすることもありますが、風で吹き飛ばされたり雨で洗い流されるとほぼ元の発電量に戻ります。
油性浮遊物が付着しやすい交通量の多い都市部でも、汚れによる出力低下は5%以下です。

  • ※汚れやすい環境(交通量の多い道路の近くや工場周辺等大きな煙突の近く)の場合を除きます。
Q6 メンテナンスは必要?
A6

ユーザーが操作・作業するような複雑なメンテナンスは必要ありません。
設置してしまえば、日常の操作は不要で、全自動運転致します。
長期の不在でも、止める必要はありません。余剰電力は自動的に電力会社に売電します。